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30代共働き庶民のサラリーマンです。趣味(ファッション・読書・映画・旅行・アウトドアなど)と時々仕事についての覚え書き。

時には拳で語らなきゃねw【映画感想】ウォーリアー


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ウォーリアー(字幕版)

ウォーリアー(字幕版)

 

 Netflixでオススメされていたので観た映画。

日本未公開らしいですが、いやはや、予想以上にいい映画でしたよ。

 

あらすじはこちら

アルコール中毒の父親が原因で離ればなれになっていた兄弟が総合格闘技の対戦相手として再会する姿を、「インセプション」のトム・ハーディと「スター・ウォーズ」新3部作、「アニマル・キングダム」のジョエル・エドガートン共演で描いた人間ドラマ。アル中の父親から逃れるため母親と一緒に家を出たトミーが、14年ぶりに父親のもとを訪ねてきた。学生時代にレスリング選手として活躍していた彼は、高額の賞金がかけられた総合格闘技イベント「スパルタ」に出場するため、元ボクサーである父親にコーチ役を依頼する。一方、かつて格闘家の選手だったトミーの兄ブレンダンは、現在は教師として働きながら妻子を養っていたが、娘の病気に高額な医療費がかかり自己破産の危機に陥ってしまう。ブレンダンは愛する家族を守るため、総合格闘技の試合で金を稼ぐ事を決意する。兄弟の父親役をニック・ノルティが好演し、アカデミー助演男優賞にノミネートされた。

 

 

 

過去の自分を克服する

この映画はただの総合格闘技素晴らしい!っていうだけの映画じゃないんですよ(それなら実際の総合格闘技みればいいですしねw)。

トム・ハーディー演じるトミー、ジョエル・エドガートン演じるトミーの兄ブレンダン、ニック・ノルティ演じる父親。

それぞれがそれぞれ何とも言えない過去を抱えているんですよね。

それがまた悲しいんです。

父親が暴力を奮っていたため、弟と母親は家を出てしまい、一方、兄のブレンダンだけは父親の元に残りました。

父親は過去の過ちを認めて、禁酒しているんです。そして、子供たちと和解したいと思っているんです…。

でも、子供たちは弟も兄も和解してくれない…これが結構見てて寂しくなるんです…。

弟と兄が許せないっていう気持ちも凄いわかるし、もう親子3人だけだし、親父さんも後悔しているんだから許してあげてもいいんじゃないかって。

このみんなが救われない状況で「スパルタ」という舞台を通して、果たしてこの親子関係はどーなっていくのかっていうのがこの映画の見どころではあるんですがね。

 

過去を許せるかっていうのは現実でも難しいですよね。

決別して前に進む人もいれば、許して前に進む人もいるし、前に進めないでいる人もいる。

そんな精神的な痛みを総合格闘技という肉体的な痛みを通して表現しているんじゃないかなと。

 

兄貴は偉大

親子で距離があるだけじゃなくて、兄弟同士でも確執があるんです。

理由は母親と弟が家を出た時に兄だけは父と一緒に家に残ったんです(残った理由がまた悲しいというか…)。

弟にしてみれば、兄が一緒に来てくれれば母親は死ななかったかもしれないと(弟との逃げた先で母親は亡くなっています)。

 

いやー、自分も弟なんでこの気持ちよく分かるなーw

なんだかんだで、兄に頼っちゃう部分ってあるんですよね。特に小さいときなんて兄は絶対的な存在なところもありますからね。

まあ、それもあってラストにはかなり納得ですw

 

三人の俳優が素晴らしい

演技はもちろんですが、何よりトム・ハーディーとジョエル・エドガートンの動きと肉体が凄いです。

二人とも他の映画でめっちゃガタイがいいので、ある程度予想していたんですが、こんなに総合格闘技の動きができることにびっくりしました。

最初観ていたときは総合格闘家の俳優(ロックみたいな)がやっているのかなと思っていました(特にトム・ハーディー)。

自分も少しだけ格闘技経験があって、よく格闘技を観るんですが、普通に投げがきれいでビックリしました。

 

もちろん、演技も素晴らしいですよ。

この映画は弟、兄、父親。それぞれが過去をもっていて、それぞれが主人公と言えるんですが、何よりそれぞれを主人公と思わせる演技力が素晴らしかったです。

特にニック・ノルティ演じる父親の哀愁漂う感じは良かったですね。

白鯨聞いてる時のあの悲しい感じとか思わずうるっときちゃいました・・・。

 

それにしてもトム・ハーディーとジョエル・エドガートンこの二人が出演している映画はいい映画が多いですね

 

まとめ

だらだらと書きましたが、日本未公開というのがびっくりするぐらいいい映画でした。

格闘技好きな方だけでなく、なんかこうモヤモヤしている方にオススメです。

 

ちなみにトム・ハーディーとジョエル・エドガートンの出演映画の過去の感想。

<トム・ハーディー>

 

www.nasutabe.com

 

 

ジョエル・エドガートン

 

www.nasutabe.com